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ギリシャ神話にあるアメシストの物語をご紹介しましょう。月の女神ダイアナにいさめられ、腹を立てた酒の神バッカスが、酒に酔った勢いで最初に通りかかった者をヒョウにおそわせようとしていたところに、運悪く通りかかったのがダイアナの女官のアメシストでした。ヒョウがアメシストを襲おうとしたそのとき、ダイアナはアメシストを透明な水晶に変えてしまいます。清らかな水晶に変わってしまったアメシストを見て、バッカスは深く悔やみ、その水晶にワインを注ぎました。すると透明だった水晶が美しい紫色に変わり、このことから紫色の水晶はアメシストと呼ばれるようになったといわれます。また、この神話からか、古代ローマではアメシストで作った杯で酒を飲む風習がありました。アメシストという言葉は、酒を意味するギリシャ語「メシィ」に否定形の「ア」をつけたもので、「酒に酔わない」との意味を持っています。
そのやさしげな色のせいでしょうか。アメシストには保護の性質があるとされています。そのため、疲れているときやストレスを感じているときに精神的な不調を和らげるパワーがあるといわれています。また、古くから高貴な色とされていた紫は、スピリチュアルな色でもあります。心のバイブレーションを整えたいとき、身につけてみてはいかがでしょうか。
アメシストは水晶のうち紫色を帯びた者で、微量の鉄イオンがその色をもたらしています。カラーは淡いライラックから深い紫まで幅広く、和名は紫水晶。2月の誕生石で、和名は蛋白石、モース硬度は7。産地としてはブラジル、スリランカ、マダガスカル、中央アフリカなどで、日本では宮城県白石市が有名。
[文]三条場 洋子
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